日常からの脱出

 医療の仕事で、毎日のように患者の世話に明け暮れている医師や看護師も、休診日であれば仕事によるストレスが感じないため、身も心も安らかになれると思っているのではないでしょうか。人は誰しも休息の時がないと、いつか限界を感じて体を壊してしまうものであり、患者を看取ることを優先している方にしてみたら、自己犠牲に等しいくらいに自分の時間を削ってまで医療の仕事に精を出している方がいても不思議ではないと思うのです。人によっては、休診日でさえも自分の医療技術を高めるための日だとして、医療に特化した勉強会や独学で医療の知識を深めていこうとする方がいても珍しくないと感じるのです。自分の普段の努力が実を結ぶことを期待している根底として、やはり患者の救われる姿を見たいという気持ちがあるからにほかならないと思うのです。
 通院している方にしてみたら、病院が決めている休診日に合わせなければならないことは、正直面倒くさいと感じていることがあると思うのです。いくら患者を助けたいという病院側の主張があったとしても、病院としては他のことに着手していくために、休診日を設けることは致し方ないことなのです。一方で、今日は休診日だからじっくりと雑務をこなしていけるのだと安堵している看護師がおられるでしょう。患者に振り回されることのない仕事の時間を大事にしていこうとする精神を奮い立たせていき、患者を相手にしている日常とは一味違った充実感を味わえるという喜びから、雑務であっても前向きな姿勢で臨むことが見て取れるのです。

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